NHKニュースで紹介いただきました「京都 上賀茂神社の神事「賀茂競馬」 ９３０年迎え写真展」

京都 上賀茂神社の神事「賀茂競馬」 ９３０年迎え写真展

世界遺産の上賀茂神社で続く神事、「賀茂競馬」がことしで９３０年となるのを記念した写真展が、京都市で開かれています。

５月５日の端午の節句に、２頭の馬を競わせて五穀豊じょうなどを願う神事、「賀茂競馬」は、かつては御所で、天皇の前で行われていましたが、平安時代に、北区の上賀茂神社に移されてから、ことしで９３０年を迎えます。
これを記念して、京都市上京区のギャラリーで写真展が開かれ、会場には、神事に参加する人がまとう色鮮やかな装束や、近くでは見ることができない神事の一場面などの写真４３点が展示されています。
このうち、昭和１２年ごろの撮影とされる１枚は、馬が駆け抜ける馬場に多くの観客が詰めかけている様子や、今はなくなった桟敷席を見ることができます。
また、装束の帯の写真では、植物の「菖蒲」を飾りつけていて、勝ち負けの「勝負」とかけているということです。
「賀茂競馬保存会」の堀川三恵子さんは、「『競馬』は、馬が一瞬で過ぎてしまいますが、この写真展では、装束やその意味を考えながら、じっくり見ていただきたいと思います」と話していました。
この写真展は、今月（４月）２７日まで、上京区の「ｂｅ京都」で行われています。

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